モネです、今日もXMT_from_TYO !! です。今日はジョルジオ・アルマーニの誕生日ってTwitterで見かけました。アルマーニのパンツってどんな体型でもシルエットが綺麗。やっぱり高いだけあるんだなぁ。

さて、今日のブログですが、フリーランスの話です。以前、職務経歴書について相談を受けたことがありますが、特にフリーランスなりたての方ってクライアントに見積を出す際に困っている方が多いとのこと。発注側にいた人間でもあり、受注側にもいたので提案を含めた「見積金額の決め方」について紹介したいと思います。

提案見積は最初が肝心

クライアントの要求とフリーランス自身の提案内容は必ずしも一致しない。基本的にはお互いが歩み寄りWinWinの関係にすることを目指す。
特に見積金額。予算があるのなら最初から概算金額くらい言ってくれと言いたくなるが、“見積をお願いします”など試されることもしばしば。
相場観も大事だけど、まずは要求されていることを定義、自身提供できることを明示し、概要を確認する ことが大切。これを怠ると大きな問題が起きてしまう。最近はフリーランスになるハードルが下がり、とりあえず仕事を取るためにアルバイト感覚で受注してしまう人もいる。あまり低価格で受注してしまうと単価を上げるのは難しいし、なによりいい仕事ができなくなってしまう。スキルアップにもならないからこの点は注意。
いずれにしても単発でライティングの仕事を受けたとしても、定期的に発行されるフリーペーパーの編集であっても、オフィシャルサイトのリニューアルであっても規模感は違えど提案見積のコアな考え方は同じである。

提案見積に必要な情報を整理する

基本的に提案時に必要なことは以下の３点
・何をしたいのか
・いつまでに欲しいのか
・いくらくらいなのか
上記をまとめることで、提案や見積がブレの少ないものになるばかりでなく、これからの仕事を整理できる。何から手をつけるべきなのかも容易に判断できるようになるし、お互いの時間的な無駄も省けるし、何よりイニシアチブは取りやすくなるだろうから受注後は仕事も進めやすくなるはずだ。
上記の３点を早めにまとめ、確認し、足りないものを付け加えてもらいブレークダウンする。
・要求が曖昧だと無駄な作業が発生する可能性がある
・言った言わないの話が出ると面倒なことになる
・要求を詰めておかないと価格だけで判断されてしまう

提案見積をするにあたって

ウェブサイトでもない限り、クライアントサイドからRFPみたいなものは出てこないし、会議の資料くらいで、あまり時間をかけて作りこむようなものもないはず。
とはいえ、提出するドキュメントは見積だけだと仕事の範囲や進め方などで双方の乖離が生まれる原因となるので、見積に鏡を付ける感じでA4一枚程度で趣旨を明確にする。そのほかに、提案内容はピッチみたいな感じで２分くらいで簡単に説明できるような練習はしておくこと。
ドキュメントは簡単で良いので挨拶から入り、概要趣旨みたいなもの、そして要求されている業務内容をわかる範囲で網羅する。
そして納品に至るまでの運用などを簡潔にまとめる。見積の備考欄でも良いのかもしれないが、あまり備考欄が膨らんじゃうのもわかりにくいと思うので別紙にしておいたほうが良いと思う。分かれていたほうが打ち合わせの際の説明もしやすいはずだし。
・打ち合わせの有無や回数
・作業や成果物の確認方法
・修正回数
・納期
・立会い
・検収

受注交渉に必要なこと、受注後、納品後のことも盛り込む

受注交渉に必要なこと、受注後、納品後のことも盛り込む
この辺りが固まると労力がどれくらいのものになるのかがはっきりするので、見積も作りやすいし、大まかな予定も立てやすくなる。
そして何よりも、クライアントサイドと価格的に折り合いがつきにくい場合でも、単なる値引きではなく、不要な要件を差し引く、簡素化するなど作業量での調整で見積金額の調整ができる。また、代替案も提示しやすくなるので単価を下げることのない交渉が可能となり。無茶な作業を請け負うことを避ける意味でも有効。
あとは、契約内容の変更や納品後の修正などが必要になった場合の条件をきちんと決めておく。基本的に有料とすべきなので、先に決めておかないと揉めるし、請求が遅れてしまう。この辺りは抜かりなく明示しておくこと。
クリエイティブ系の人は、交渉とか条件提示が苦手な人も多いと思います。だから先手を打ち、受注できれば報酬アップにつながるような立ち回りは先に考えてドキュメントに盛り込むべきでしょう。

モネの“受注後のトラブル回避！フリーランス採用率を高める見積書提案書” fm_TYO_w/_luv !! でした。